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【③】第三子が生後4ヶ月で舌小帯短縮症の手術を受けた話し。手術当日と術後の経過について。
こんにちは、mae です!
我が家の第三子は、生後4ヶ月で舌小帯短縮症の手術『舌小帯形成術』を受けました。
この記事では、手術当日、そして術後の経過や気持ちの変化などを書いています。
第三子の舌の異常に気づいてからの流れや、そもそも舌小帯短縮症とは何か?!ということについては、前回までの記事に書いております。
全部で3部構成になっていますので、以前書いた記事もお読みいただけると分かりやすいです。
それでは、ぜひご覧ください!
舌小帯短縮症の手術(舌小帯形成術)当日のこと
持ち物や、術前の授乳について
歯医者で『舌小帯形成術』をすることになった第三子。
当日は、午前10時から手術だったのですが、手術の1時間前に授乳を済ませる必要があったため、自宅で術前最後の授乳をし、車で歯医者へ向かいました。
歯医者さんから持ってくるように言われた物はこちら。
- バスタオル(手術中に体を包むため)
- 着替え(術後、汗をかいたり服が汚れてしまう可能性があるため)
- ミトンまたは靴下(創部の糸を引っ張ってしまわないために術後から両手に装着させる)
- 保険証
- こども医療費受給者証(広島県)
局所麻酔で日帰り手術なので、大きな手術というわけではないけど、リスクもあるので前日からドキドキでした。
ミトンは、第一子が生まれたときに購入していたのですが、あまり使わなかったため処分しており、今回手術のために用意しました!
これまで使ったミトンの中で一番外れにくくて、メッシュタイプなので乾きやすくてすごくよかったです!
いよいよ手術。
まずは歯医者さんのいつも通りの診察室に案内され、診察台(椅子)に第三子を寝かせるように言われました。
看護師さんと一緒に、持参したバスタオルで体を包み、その上からネットで固定。
体が全く身動きできないくらいピタッとネットで止められています。
何をされるか分かっていない息子は、看護師さんたちがあやしてくれるのでニコニコ笑顔を振り撒いていました。
体を固定した後、一番見えやすい頭側の位置に案内され、いよいよ手術開始。消毒液を塗られた時点で『ん?』という微妙な表情になり、すぐに泣き始めました。
先生の手技は本当に素早く、どんどん次の工程に進んでいきました。
手術中は、ずっと泣き声を聞きながら手術を見守っていたのですが、痛そうな針や、当然ながら血も見えるので、本当に胸が痛かったです。
『手術したことは正解だったんだろうか、本当に本人のためになるんだろうか、手術を受けさせたのは親のエゴだったんだろうか』と考えてしまい、声をかけ続けながらも涙が止まりませんでした。
手術自体は、約15分程度で、あっという間に終わりました。
とにかくずっと大泣きをしていたので、頭は汗でびっしょりになっていました。
術後の説明(術後の注意点について)
術後、ネットを外していただき、大泣きしている息子を抱き上げました。
あやすとすぐに泣き止んだのでホッとしたことを覚えています。
手術の最後に口周りは綺麗に血を落としてくれていたので、とても手術を受けたようには見えないくらいでした。
医師からは、手術中に看護師さんが撮影してくれた写真を見せてもらいながら説明を受けました。
プリントアウトしていただいた写真をこの後掲載しますが、血が写っていますので、苦手な方は、サッと飛ばしていただくか、ブログ上部に戻っていただき、次の見出し【術後の様子】を選んでいただくようにお願いします。
念のため、ダミーで別の画像を。
この後、手術中の舌の画像を公開しますので、ご注意ください。
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※閲覧注意
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ご覧いただくと一目瞭然なのですが、手術前(切開前)は、引っ張り上げても上の歯茎に舌が届かない状態。
正直、ここまで上がらないとは思っていなかったのですごく驚きました。
それが、手術をしたことによって、舌小帯に舌が引っ張られなくなったので、舌がしっかり上がるようになっていました!!
先生から手術によって舌が上がるようになったことを説明していただき、術後に起こり得ることや、術後の生活についてお話しがありました。
- 安静のため、授乳は術後2時間経過してから。(水や糖液をスポイドやスプーンで与えることは可能)
- 創部が夕方以降に腫れてくると、痛がって授乳が難しくなる可能性や、機嫌が悪くなる可能性がある。
- 授乳が難しい場合は、搾乳してスポイドやスプーンで与える。
- 本人が痛がったり嫌がらない限りは、いつでも何回でも授乳してOK。
- 手術当日の夜は、お風呂には入れずにシャワーで汗を流す程度にすること。
- 薬を指示通り飲ませること。
- 縫合した糸を引っ張ってしまわないように最低でも2日程度はミトンを両手につけておくこと。
- 縫合した糸は内臓を縫うときにも使う溶ける糸なので、取れたり飲み込んでしまっても大丈夫だけど、基本的に取れることはほとんどない。
授乳については、本人が嫌がらない限り、術後2時間を経過したら通常通り授乳していいと言われました。術前・術後の授乳可能な時間は、医師によって指示が違うようなので、手術をお願いする病院に問い合わせてみてください。
薬は、ケフラール細粒小児用100mg 1.5g (抗生物質)を2日分 処方されました。1日3回、少量の水に溶かして口に含ませました。
術後の様子
手術が終わった後、2時間は授乳ができないということで、帰りはドライブをしながらゆっくり帰宅しました。
手術中ずっと泣いていたこともあって、車が走り出してすぐに眠ってしまった息子ですが、帰宅して車から降ろす時には服の首元に少量の血がついており、よだれに血が混じってついたんだろうなと思いました。
手術の日は、着替えも含めて汚れてもいい服を着て行く(持って行く)ことをおすすめします!
ちなみに我が家は血が付くことを想定してパジャマで連れて行きました(笑)
自宅で術後初めての授乳をするときはとても緊張しましたが、普段通りで嫌がる様子もなくとても安心しました。
また、夕方以降は創部が腫れてきて授乳が難しくなる可能性もあると言われていましたが、我が子は全く不機嫌になることもなく、授乳も嫌がらなかったので夜中も含め、普段通り過ごすことができました。
ミトンもそこまで嫌がらず、普段通り手をベチャベチャ舐めてミトンの洗い替えは必須でした。
舌小帯短縮症の手術、翌日以降のこと
手術翌日の消毒
手術翌日、特に変わった様子もなく平和に朝を迎えることができました。
午後から消毒のために通院する必要があったのですが、診察室で創部の確認をした後、消毒液に浸された綿のようなものを創部にチョンと塗って終わりだったので、本当に一瞬でした。
え?!この一瞬だけのためにここまで来たの?!と思うほど一瞬で、泣く事もなく平和に終わりました。
創部に異常がなかったから一瞬で終わったのだろうけど、正直ひょうし抜けしてしまいました。
手術翌日の創部はこんな感じで、糸がしっかり見えていました。グロいものが苦手な私でも抵抗なく見れる感じではありましたが、苦手な方はサッと飛ばしてください!
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※舌を縫合している糸が見えます。
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※抜糸の時のために長めに糸を残していると説明を受けた記憶がありますが、理由はうろ覚えです。。。
手術翌日の消毒から抜糸までの約1週間は、お出かけをしたり、授乳も普段通りにして過ごしました。
ミトンを外してから、手を口に入れることはありましたが、赤ちゃん特有のあむあむ舐めるくらいで、糸を触るようなことはありませんでした。
手術から1週間後の抜糸
抜糸に行く前日、自宅で舌の裏側を確認すると、糸は見当たらず。
糸、、もう溶け始めてるのかな?
抜糸のために通院すると、診察室で息子の舌を確認した先生が一言、「うん、2箇所とも糸ないね!取れてます。おしまい!」とおっしゃいました。
えぇ?!滅多に取れることはないって言ってたのに2箇所とも取れてるの?!いつ取れたんだろう?
というわけで、我が子は糸が自然に取れていたので抜糸の必要はなく、創部に問題なしということで確認のみで診察は終了となりました。
手術当日に、「たくさん授乳をしてたら、もしかしたら1箇所くらい糸が取れるかも!取れることはほとんどないけど。」と医師から聞いていたので、糸が取れることは期待はしていなかったのですが、我が子がまた痛い思いや怖い思いをせずに済んで本当によかったです。
ですが、舌小帯はまた癒着するようで、その際、癒着した位置が悪いと再度手術した方がいい場合もあるそう。
半年後に経過観察が必要とのことで、診察の予約をとる運びになりました。
実際に舌小帯短縮症の手術をしてどうだった?
ビックリするほど術後いろいろと変化があって、『手術してよかった!!』と本気で思っています。
その理由ですが、まず第一に、術後から目に見えて息子が舌をすごくよく動かすようになったことです。
術後当日から舌を上に持ち上げて遊んでいたのですが、舌を上に持ち上げたり、舌をしっかり動かしている様子を見るのは初めてで、「あ〜、やっぱり本当に舌小帯短縮症のせいで舌があんまり動かなかったんだな」と思いました。
我が子はギリギリ生後4ヶ月で手術を受けたので、離乳食開始までに手術が間に合ったのですが、離乳食を食べている様子を見ていると、ちゃんと舌をいろんな方向に動かして離乳食を食べているので、手術をしたこともですが、離乳食前に手術できたことも本当によかったなと思いました。
手術してなかったら、離乳食うまく食べれなかったかもな…。
そして第二に、私の授乳時の痛みが全くなくなったこと!!!!
いつの間にかえぐれて膿んだりしてたところも治って、手術以降は一度も傷ができていません!!毎日何度もする授乳だから、痛みがなくなって本当にストレスがなくなりました。
あんなに使ってた乳頭保護クリームも必要無くなった・・・でもこのクリームは少しでも乾燥したり痛みがあったりしたときにおすすめなので、母乳育児の方はぜひ購入してみてください!
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我が子たちはこれを塗っていても嫌がることなく哺乳してくれました!
少し話しが逸れてしまいましたが、手術してよかったと思う主な理由、第三は、息子が授乳中にむせなくなったこと!!
息子は授乳時、毎回と言っていいほど、授乳中に何度もむせて咳き込んだりしていたのですが、術後は全くむせたりしなくなりました。
やっぱり舌小帯短縮症だったから飲みにくかったんだ。
もちろん、麻酔でのアナフィラキシーや、術後の経過が悪くなかったからこそそう思えるのもあるのですが、本当に手術してよかったです。
今では舌を見ても、ハートに見えることも、舌先が割れる事もなくなりました。毎日、よく舌を動かしているのを見るので、そんな様子を見ると後悔は1mmもありません。
まとめ
お互いにとってよかったと思える手術となりましたが、現状の不便が改善されただけで、喋り始めたときに発音がどうなるか…癒着したらどんな感じになるか…。まだ分からないことも多いです。
我が家の第三子はお姉ちゃんたちと比べるとそもそも舌が短いようで、舌先が上顎につくようにはなったけど、前にベーっと舌を伸ばしてもお姉ちゃんたちほど伸びてはいないので、お喋りが上手にできるようになるか少し心配です。
今後も注意深く、長期的に経過観察が必要だと感じています。
我が子の手術をするか迷われているお母さん、お父さん。
自分のことじゃなく小さな我が子のことを思うと、なるべく痛い思いをさせたくない気持ちもおありかと思います。
大きくなればなるほど、痛覚も発達して、恐怖心も芽生え、物心がつくと記憶にも残りやすい。
少なからずリスクはあるので、100パーセントおすすめはできないけど、お互いに(親子共に)後悔しないように、しっかり情報収集した上で、前向きな決断をされてください!
これまで3部構成で長々と体験を綴ってきましたが、これはあくまで我が家の体験であって、これが全てではありません。
素人が調べたことや体験したことを書いておりますので、たくさん情報を集めて精査していただけたらと思います。
医師によって見解も違い、舌小帯形成術をしてくれる歯医者も少ないので、信頼できるお医者さまと出会えることを願っています。
それでは、また♩
これまでのブログを読み返したい方はこちらからどうぞ!
※あくまで素人が調べたこと、体験したことを書いております。
舌小帯短縮症については、小児科や歯医者のホームページで詳しく解説されているのでそちらもあわせてお調べくださいね!